6月の米求人件数は新たに過去最高を記録した。経済活動が盛り返す中で雇用主が十分な人手の確保でなおも苦戦している様子が浮き彫りになった。
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旅行や外食といったサービスへの需要の急回復で、雇用主は幅広い職種の欠員を埋めようと奔走しているが、人材の供給は今も抑制された状態にある。育児や根強い健康面の懸念、手厚い失業保険給付などを背景に、一部は労働力人口から外れたままとなっている。
今後数カ月には連邦政府の失業保険給付上乗せの終了や学校の再開を背景に、労働力の供給が増える見通しだ。ただ、新型コロナウイルスのデルタ変異株が急拡大しており、健康への懸念で復職が遅れれば、労働参加率の大幅改善は先送りされる可能性がある。
米労働省の雇用動態調査(JOLTS)によると、6月は全体の求人件数が雇用された労働者を340万件上回った。前月はその差が2000年の統計開始以来の最大だった。自発的離職者は390万人に増加。離職率は2.7%に上昇した。
求人件数は幅広い業種で増えたが、専門職・ビジネスサービスや小売り、宿泊・食品サービスでの増加が特に顕著だった。
雇用された労働者は全体で670万人に増加。採用率は4.6%に上昇した。採用の増加は小売りや州・自治体教育機関、耐久財製造で目立った。レイオフと解雇は前月とほぼ変わらず。
原題: U.S. Job Openings Hit New Record in June, Surpassing 10 Million(抜粋)
(統計の詳細を追加します)
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