[東京 3日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は反落が想定されている。米景気減速や為替の円高への警戒感が重しになりそうだ。前日の東京市場では株高となったことから、戻り売り圧力が強まりやすいとみられている。
日経平均の予想レンジは2万7400円─2万7700円。
前日の米国株式市場では、ダウ工業株30種とS&P総合500種が小幅に下落して取引を終えた。新型コロナウイルス変異株「デルタ」や米経済鈍化を巡る懸念が重しとなった。米供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業景気指数は59.5と、引き続き景気拡大・縮小の節目となる50を超えたが、2カ月連続で鈍化した。
東京市場では、米景気の減速懸念に加え、為替の円高基調が重しになり、シカゴ日経平均先物にさや寄せする形で安く始まりそうだ。国内の感染拡大も引き続き警戒される。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が小幅高となっており、半導体関連などの支えになるかに関心が寄せられる。
市場では「為替の円高や景気減速への懸念は日本株の1株当たり利益(EPS)に影響しかねず、戻り売りに押される展開が見込まれる」(SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長)との声が聞かれた。
企業決算としては、日本航空(JAL)、SUBARU、日本製鉄、三菱商事などの発表が予定されている。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27781.02 30714.52 27002.18
+497.43 2021年2月16日 2021年1月6日
シカゴ日経平均先物9月限 27500(円建て)
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