25日の東京株式市場で日経平均株価は続伸か。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを受け、朝方は買いが優勢で始まりそうだ。もっとも、今週に入って指数が大幅に上昇しており、利益確定売りなども出やすい。市場では日経平均は2万7700円~2万7900円で推移するとの予想があった。
24日の米株式市場ではダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比30ドル高の3万5366ドルで取引を終えた。米当局が米製薬ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチンを正式承認し、接種率が高まるとの見方から景気敏感株を中心に買いが入った。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数と多くの機関投資家が運用の参考とするS&P500種株価指数は最高値を更新した。
日本時間25日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月物は前日の清算値より30円高い2万7770円で取引を終えた。朝方の日経平均は同水準を意識して小幅に上昇して始まる可能性が高い。
半面、買い一巡後は上値が重くなりそうだ。27日に金融政策を討議するジャクソンホール会議を控え、積極的に上値を追いにくい。今週に入り、日経平均は700円以上も上昇しており、目先の利益確定や持ち高調整の売りが出やすい。
個別では、コロワイドに注目だ。前日の取引終了後に公募増資で約200億円を調達すると発表した。調達資金は運転資金に充てるほか、店舗新設や業態転換といった投資にも振り向ける。株式価値の希薄化や需給悪化を警戒した売りが出るとみられる。
25日は米国で7月の耐久財受注額や週間のエネルギー省の石油在庫統計が発表される。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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