【NQNニューヨーク=張間正義】23日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小反発し、前週末比10銭円高・ドル安の1ドル=109円65~75銭で取引を終えた。英IHSマークイットが発表した8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)は前月比で低下し、市場予想も大幅に下回った。米経済の回復鈍化を示唆する経済統計の発表が増えており、景気懸念に伴う円買い・ドル売りが入った。
ただ、円の上値は重かった。米ダウ工業株30種平均が続伸し、低リスク通貨とされる円には売りが出た。27日に国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演を予定している。FRBのテーパリング(量的緩和の縮小)の方針を見極めたいとして、積極的な売買は限られた。
ニューヨーク市場での円の高値は109円66銭、安値は110円13銭だった。
円は対ユーロで続落した。前週末比35銭円安・ユーロ高の1ユーロ=128円75~85銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで続伸した。前週末比0.0045ドル高い1ユーロ=1.1740~50ドルで終えた。8月の米PMIが市場予想を下回ったのを受け、ユーロ買い・ドル売りが強まった。
ユーロの高値は1.1750ドル、安値は1.1716ドルだった。
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