[東京/ロンドン 19日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のビットコインが19日の取引で一時、約9%安の3万8514ドルを付け、節目の水準となる4万ドルを割り込んだ。
中国の金融業界団体が18日、金融機関による暗号資産関連サービスの提供を禁止するなど規制を強化したことが嫌気されている。
また、イーサも約15%下落し2875.36ドルを付けた。コインゲッコーによると、ドージコインは18%急落した。
専門家は、ビットコインの4万ドル割れは主要なテクニカル上の壁を突破したことを意味し、さらなる売りにつながる可能性があると指摘。
JPモルガンのアナリストは、投資家がビットコインから金に戻っている可能性があると指摘。CMEビットコイン先物の建玉を基にしたデータから、昨年10月以来で「最も急激で、より持続的な流動化」が示されるとし、「ビットコインのフローは悪化し続けており、機関投資家による保有縮小が続いていることを示している」と顧客に伝えた。
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