[東京 2日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反落の展開が想定されている。2─3日の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え投資家のリスク回避姿勢が強まりやすい中、日本株は前日に急上昇となった反動で利益確定売りが先行しやすい。日本は明日、文化の日の祝日に伴い休場となることもあり、きょうはいったん手じまい売りが優勢となりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万9400円─2万9700円。
週明け1日の米国株式市場で、主要3株価指数は最高値更新となった。米電気自動車(EV)大手のテスラやエネルギー株が上昇を主導した。ダウ工業株30種は取引時間中に初めて3万6000ドルを突破する場面もあった。緩和的な金融政策などを背景に、S&P総合500種は年初来22.8%上昇している。
現在のドル/円は114.00円付近と前日午後3時時点の114.24円からやや円高。シカゴの日経平均先物12月限(円建て)清算値は2万9570円と前日の現物終値(2万9647円08銭=1日)より77円ほど安い水準で推移している。日経平均は前日に750円を超える大幅高となった反動で、利益確定売りが出やすいほか、FOMCや祝日を控え、手じまいムードも広がりやすい。シカゴ日経平均先物にサヤ寄せする形で安く始まりそうだ。
市場では「2万9500円前後は需給の壁(ボリュームゾーン)となっているため、売りはそれなりに出てくるとみている。FOMCや祝日を控え、きょうはいったん短期調整入りとなるだろう」(国内証券)との声が聞かれた。決算を手掛かりとした個別物色が中心になるという。
主なスケジュールでは、国内で日本製鉄、日本航空、丸紅、三井物産、Zホールディングス、花王、海外でリフト、ファイザー、英BPなどの決算発表が予定されている。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 29647.08 30795.78 26954.81
+754.39 2021年9月14日 2021年8月20日
シカゴ日経平均先物当限 29570(円建て)
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