写真／著者提供
美味しいのはもちろん、簡単に作れて栄養満点なおうちごはんをInstagram（＠chan.chan_chii）やブログで紹介している、おうち料理研究家・料理ブロガーちゃんちーさんのレシピ連載第40回。今回は、秋の味覚のひとつ、さつまいもを使ったスイーツをご紹介します。さつまいもの優しい甘さとゴロゴロ感で満足感たっぷり！ ちゃんちー家の3人のお子さんにも大好評なんだとか。難しい工程もないので、ぜひ気軽に作ってみてください。
積極的に食べたい優秀食材のさつまいも
秋もすっかり深まり、最近は子どもたちが秋の食材の代表格「さつまいも」を代わる代わる持ち帰ってきます。小学校や保育園でさつまいも堀りの行事があったり、近所のおじさんが畑でさつまいもの収穫体験をさせてくれたりと、ありがたいことに我が家には消費しきれないほどのさつまいもでいっぱいです（笑）。
さつまいもと聞くと、焼き芋や大学いもなど、おやつかおかずかわからない立ち位置のメニューも多いと思いますが、逆に言うとおやつにもおかずにもなる優秀食材でもあると思います。
また、さつまいもの栄養価をご存知ですか？ これまた優秀なんですよ。さつまいもを食べるとお通じが良くなった経験がある方も多いかと思うのですが、それはさつまいもに豊富に含まれる食物繊維の作用で、この食物繊維の不溶性食物繊維が腸の中で水分を含んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促すと言われています。実はダイエットにもおすすめな食材のひとつなんです。
そのほかにも皮膚のシミやしわを防ぐのに効果的なビタミンCや骨や歯を作るのに欠かせないカルシウム、むくみの解消に効果的なカリウムや疲労回復を助けるビタミンB群と、大人はもちろんのこと、成長期のお子さんにも必要な栄養素が豊富なのでぜひぜひ積極的に摂り入れていただきたいです。
そして、野菜全般に言えることなのですが、さつまいもも皮に栄養素があるので皮ごと食べるのがおすすめです。ただ、細かい土などが入り込んでいることがあるので、たわしでしっかりと汚れを落としてから使うようにしましょう。たわしがない場合は、アルミホイルをくしゃくしゃにしてこするときれいに洗い落とすことができますよ。
今回はそんな優秀食材のさつまいもを使って、おやつを作りました。さつまいもをトッピング用と生地用と使い分けることで、さつまいものゴロゴロした食感も味わえ、生地ではさつまいもの優しい甘さを感じられるマフィンです。
クリームチーズを入れることでしっとり感も増し、粉にホットケーキミックスを使っているので失敗することなく膨らみのあるマフィンが手軽に作れます。スイーツ作りが苦手な方や初心者さん、親子で一緒に作っていただけるかと思います。
さつまいもは通年手に入りますが、これからが旬で一番美味しい季節です。ぜひ作ってみてくださいね。
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