東京株式相場は下落。主要国の金利上昇や中国・上海の新型コロナウイルス感染増加により、景気の先行き不透明感が強まっている。外需の影響を受けやすい電機や精密機器、機械株に売りが先行。情報・通信や陸運、小売株も軟調だ。半面、原油相場の反発を好感して鉱業など資源関連は上昇。金利上昇が利ざや拡大につながる銀行や保険株にも買いが入り相場を下支えしている。
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市場関係者の見方
東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
- 米長期金利が上昇し、テクノロジー株を中心にバリュエーション調整の売りが出やすい。原油高に伴う景気減速懸念、上海市の都市封鎖によるサプライチェーン問題も日本株にとってマイナスに響く
- 半面、フランス大統領選で現職のマクロン氏が世論調査で優位になっているのはロシア対応が安定的になる点で株価にプラス。米長期金利もそろそろインフレを織り込みピークアウトする兆候が見えるかもしれない
東証33業種
下落率上位 | 電機、精密機器、サービス、情報・通信、空運、機械 |
上昇率上位 | 鉱業、海運、電気・ガス、非鉄金属、鉄鋼、保険 |
背景
- 米FRB、4%超までの 利上げが必要にも-ゴールドマンのハッチウス氏
- 上海のコロナ新規感染者、 過去最多-中国は米国の懸念に反論
- 8日のニューヨーク原油先物は2.3%高の1バレル=98.26ドルと反発
- フランス 大統領選、現職マクロン氏とルペン氏が決選投票へ
- 前日の海外市況は こちらをご覧ください
からの記事と詳細 ( 日本株下落、金利上昇や中国感染増で景気懸念-電機や機械、通信安い - ブルームバーグ )
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