東芝は7日、株式非公開化を含む戦略的選択肢の検討に向け、特別委員会を設置すると発表した。グループ全体を2分割する再編は中断する。特別委は社外取締役全6人で構成し、買収提案の吟味などを行う。2分割を前提としていたエレベーターと照明の両事業の売却手続きも中断する。
プライベートエクイティ(PE)ファンドなど投資家らとの協議は執行役主導で進め、特別委は報告を受けながら意見を述べるという。特別委は投資家からの提案を比較し、「株主を含むあらゆるステークホルダーにとって最良の非公開化提案を特定する」としている。6月に予定されている定時株主総会前にその時点の情報を提供するという。
また、新たな事業計画を執行部が策定し、定時株主総会前に発表する予定だと明らかにした。
東芝は2021年11月にグループ全体を3分割する計画を公表した。22年2月に2分割する計画に修正し、3月24日の臨時株主総会で過半の株主の賛成を得て進める計画だった。だが、反対多数で否決され、今後の方針について「後日、決まり次第連絡する」としていた。
2分割への修正時、空調事業の売却、エレベーターと照明事業の売却方針も発表していた。分割計画の中断に合わせ、エレベーターと照明事業の売却手続きは中断するという。ただし、空調子会社の東芝キヤリアの売却については従来通り、9月までの手続き完了を目指すとしている。
分割計画の策定は社外取締役でつくる「戦略委員会」が主導した。特別委の設置に伴い、戦略委は7日付で解散した。
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