13日の東京株式市場で日経平均株価は底堅く、一進一退の展開か。前日の米株式市場で主要株価指数が下落した流れを受け、東京市場では運用リスクを回避する売りが出そうだ。もっとも、日経平均は前日に大きく下げ、2万6334円と約1カ月ぶりの安値を付けたため、反発狙いの買いも入りやすい。日経平均は2万6100円~2万6500円の推移が予想される。
12日の米株式市場ではダウ工業株30種平均は続落し、前日比87ドル安の3万4220ドルと、ほぼ1カ月ぶりの安値で終えた。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め観測を背景に売りが優勢となった。同日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)のコア指数(エネルギー・食品を除く)が市場予想ほど上昇せず、買いが優勢となる場面もあった。ナスダック総合株価指数は3日続落。米株の下落は13日の日本株に引き続き逆風となりそうだ。
もっとも、売り一辺倒の展開は想定しにくい。日経平均は前日に486円(1.8%)下落した。米CPIの発表を前に米金利の先高観が意識されたのが重荷となった。米CPIコア指数の伸びが市場想定ほどではなかったため、日本株には見直し買いも入りそうだ。日本時間13日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月物は前日の清算値と同じ2万6320円で取引を終えた。
個別ではローソンに注目だ。13日付の日本経済新聞朝刊は「ローソンは完全子会社の高級スーパー、成城石井(横浜市)を2023年度までに東京証券取引所に新規上場する方針を固めた」と報じた。上場時の時価総額は2000億円を上回る可能性もあるという。ローソンの売却益を意識した買いが入りそうだ。
13日は内閣府が取引開始前に2月の機械受注を発表する。ABCマートやアダストリアが2022年2月期決算を発表する。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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