【NQNニューヨーク=川内資子】18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比1円10銭円高・ドル安の1ドル=128円20~30銭で取引を終えた。米株式相場の大幅下落を受けて投資家のリスク回避姿勢が高まり、低リスク通貨とされる円に買いが優勢となった。
18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比1164ドル安と今年最大の下げ幅を記録した。米小売大手のターゲットが同日発表した四半期決算を受けて、インフレが企業収益や米経済の重荷になると懸念が高まった。投資家が運用リスクを避ける動きが広がり、円買い・ドル売りが優勢となった。
朝方は高かった米長期金利は株安を受け、日中は一本調子で低下し、一時2.87%と前日終値(2.98%)から大きく水準を切り下げた。日米の金利差拡大の見方がやや後退したのも円買いを促した。
ただ、対ドルでは円の上値は重かった。株安で流動性が高いドルは対ユーロなど幅広い通貨に対しては上昇したため、対円でもドルを積極的に売り込む動きは限られた。
円の高値は128円01銭、安値は129円13銭だった。
円は対ユーロで4営業日ぶりに急反発し、前日比2円30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=134円05~15銭で取引を終えた。
ユーロはドルに対して4営業日ぶりに反落し、前日比0.0090ドル安の1ユーロ=1.0455~65ドルだった。米株安を受けてリスク回避目的のドル買いが優勢となった。
ユーロの安値は1.0460ドル、高値は1.0541ドルだった。
からの記事と詳細 ( NY円、反発 1ドル=128円20~30銭、米株安でリスク回避の円買い - 日本経済新聞 )
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