Thursday, May 5, 2022

NY円、反落 1ドル=130円15~25銭 日米金利差の拡大観測で - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=戸部実華】5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に反落し、前日比1円10銭円安・ドル高の1ドル=130円15~25銭で取引を終えた。米国のインフレ懸念や米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め観測の高まりで、米長期金利が3年半ぶりの水準に上昇した。日米金利差の拡大を受けた円売り・ドル買いが勢いづいた。英イングランド銀行(中央銀行)の悲観的な景気見通しを受け、対英ポンドでドルが買われ、対円でのドル買いに波及した面もあった。

米長期金利は一時前日比0.17%高い3.10%と2018年11月以来の高水準を付けた。5日は高インフレが続くとの見方を強める材料が多かった。22年1~3月期の米労働生産性指数(速報値)は前期比年率7.5%低下し、低下率は1947年以来の大きさとなった。一方、賃金指標となる単位労働コストは11.6%の大きな伸びだった。原油高もインフレ懸念につながった。

4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見でパウエルFRB議長は市場が見込んでいた0.75%の利上げを「委員会は積極的には考えていない」と述べた。市場では高インフレを抑え込むため、いずれFRBは急速な金融引き締めを迫られるとの見方や「今後、FRB高官によるタカ派的発言が増えるとの観測からドル買いが入った」(ジェフリーズのブラッド・ベクテル氏)との声があった。

英イングランド銀行は5日、インフレが10~12月期に「10%をやや上回り、ピークを迎える」と指摘した。23~24年の英経済成長率の見通しを下方修正し、23年の実質国内総生産(GDP)はマイナス成長を予想した。景気減速懸念を受けて英金融引き締めサイクルの停止が近いとの観測から、英ポンドは対ドルで大幅に下落した。前日の1ポンド=1.26ドル台前半から1.23ドル台半ばに水準を切り下げた。

円の安値は130円55銭、高値は129円73銭だった。

円は対ユーロで横ばいとなり、前日と同じ1ユーロ=137円15~25銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで3日ぶりに大幅に反落し、前日比0.0080ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0535~45ドルで取引を終えた。欧米金利差の拡大観測やFRBの金融引き締め路線は変わらないとの見方からユーロ売り・ドル買いが広がった。米株相場が大幅に下落したことも、流動性が高くリスク回避の際に買われやすいドル買いを勢いづけた。

ユーロの安値は1.0494ドル、高値は1.0573ドルだった。

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