Sunday, May 8, 2022

今日の株式見通し=反落、米株安と円安一服で 売り一巡後は様子見 - ロイター (Reuters Japan)

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[東京 9日 ロイター] - きょうの東京株式市場で、日経平均株価は反落が想定されている。週末の米国株式市場での軟調な値動きや円安基調の一服を受け、利益確定売りの動きが加速するとみられている。今週は米国で4月の消費者物価指数(CPI)、国内で主要企業の決算発表を控えており、売り一巡後は様子見ムードが強まりそうだ。

日経平均の予想レンジは2万6500円─2万6900円。

週末6日の米国株式市場は主要3株価指数が続落し、ナスダック総合は連日で年初来安値を更新した。連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に一段と積極的な利上げを行わざるを得なくなるとの懸念が引き続き重しとなった。

4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比42万8000人増と市場予想を上回る堅調な伸びとなった。

朝方のドル/円は130.60円台で、週末6日午後3時時点からほぼ横ばい。シカゴの日経平均先物6月限(円建て)清算値は2万6885円と6日の現物終値から下落している。

米ナスダックの下落や円安基調の一服を受け、週明けの東京市場では日経平均の値がさ株のハイテク株や輸出関連株を中心に利益確定売りの動きが強まるとの見方が強い。

市場では「ロシア政府への制裁強化など、残念ながらゴールデンウィーク中に外部環境が改善することはなかった。米金融引き締め懸念もあり(株価が)本格的な上昇基調に戻るのはまだ早い」(運用会社)との声が聞かれる。主要企業の決算発表や4月の米CPIを控えているため、買い手控えムードが強まりやすいという。

きょうの主なスケジュールでは、国内で3月17─18日分の金融政策決定会合議事要旨(日銀)が公表されるほか、日本郵船、マルハニチロが企業決算を発表する。中国では4月の貿易統計が発表される。香港市場は休場。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均      27003.56 29388.16 24681.74

+185.03 2022年1月5日 2022年3月9日

シカゴ日経平均先物当限 26885(円建て)

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