[東京 6日 ロイター] - 6日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比610円67銭安の2万8721円49銭と、大幅に反落した。米国の金融引き締め加速への警戒感からグロース(成長)株を中心に売られた米株安を嫌気し、600円超安となった。昨年末終値を割り込み、年明け以降の上昇分を返上した。
前日の米国株式市場は主要3指数が下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月14─15日開催分)が予想よりタカ派的と受け止められ、ハイテク株比率の高いナスダックは3%超下落した。
東京市場で日経平均は、米株安の流れを受けて安く始まり、その後も次第に下げ幅を拡大した。半導体関連など株価収益率(PER)の高い銘柄を中心に売りが強まった。
市場では「米雇用統計発表や日本の3連休を控えているため、下落した銘柄を積極的に買い戻すような動きになりにくい」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)との声が聞かれた。
TOPIXは1.39%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆5213億2900万円だった。東証33業種では、サービス業、電気機器、精密機器、空運業など29業種が下落。上昇したのは輸送用機器、海運業、鉄鋼、保険業の4業種だった。
東京エレクトロンがさえなかったほか、ソニーグループは前日の上昇の反動で売られ、ファーストリテイリングも軟調で3銘柄で指数を約200円押し下げた。一方、トヨタ自動車はしっかりだった。
東証1部の騰落数は、値上がりが230銘柄(10%)、値下がりが1885銘柄(86%)、変わらずが70銘柄(3%)だった。
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