Sunday, February 20, 2022

ユニーク自販機 新潟県内に続々 - 新潟日報

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大トロやたたきなど冷凍マグロを販売する自販機=十日町市馬場丙

大トロやたたきなど冷凍マグロを販売する自販機=十日町市馬場丙

自販機で売っている油揚げ「長岡黒いなり」。珍しさが人気を呼んでいる=長岡市川崎町

 冷凍マグロ、油揚げ、焼き肉用の肉-。これまでにはなかったユニークな商品を扱う自動販売機が新潟県内で増え始めている。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、自販機には人に会わず、手軽に買えるメリットがある。当初はラーメンやギョーザといった中華系メニューが中心だったが、さらに進化。店側も新たな販売方法に手応えを感じている。(長岡支社・三木ゆかり)

 2月中旬の平日、十日町市馬場丙のマグロ加工販売「山崎食品」の敷地内にある自販機に、続々と人が訪れていた。売られているのは「マグロのたたき」や「天然本マグロの赤身と大トロの切り落とし」など5品。いずれも冷凍してあり、500〜千円で販売する。

 ウイルス禍で、飲食店が店の味を自販機で提供する動きを知った山崎正行社長(73)が、マグロも売ってみようと昨年11月に売り始めた。

 販売は午前8時から午後6時までに限っているが、休日の多い日は1日270個ほどが売れたという。外出や外食を控える人にとってニーズが高い。津南町から買いに来た農業の女性(68)は「人混みも気にせず、レジの待ち時間もない。簡単においしいマグロが家で食べられていい」と満足そうだった。

 市内で同社のマグロを扱う自販機を導入した店も1軒出てきており、「新しい販売スタイルとして拡大を図りたい」と山崎社長は期待する。

 長岡市川崎町の「吉田屋とうふ店」は昨年10月から、店先の自販機で濃厚な甘みが特徴の油揚げ「長岡黒いなり」を販売している。

 黒いなりは、十数年前に市内の老舗すし店が閉店した際、秘伝のたれを受け継ぎ復活させた看板商品だ。冷蔵の5枚入り(350円)と10枚入り(680円)を販売する。

 当初は閉店後や休業日の利用を想定していたが、「珍しさが受けたのか、店の営業時間内でも自販機で購入していく人もいる」と佐藤剛純社長(43)。若者や男性ら新たな客層の開拓にも一役買っているという。

 飲食店も中華系に限らず、参入している。見附市今町1の「大衆焼肉きらく」の自販機には、冷凍されたカルビやホルモンなど5品が並ぶ。300〜900グラム単位をパックにしてあり、価格は千〜2千円。

 ウイルス禍で売り上げが落ち込み、新たな収益確保策として昨年12月に導入した。営業部長の白隆一さん(43)は「テークアウトの比率が増えたこともあり、時代に合わせた販売方法を考えた」と話す。休日には約50個が売れる人気ぶりだ。

 県内では、ほかにも幅広い商品を扱う自販機が増えている。冷凍自販機を販売するサンデン・リテールシステム新潟支店によると、ラーメンやギョーザが多数を占めるが、スイーツやカレーなどを販売する例も出てきた。

 同支店では「人件費を抑えられるほか、冷凍品の場合は保存が利くので店側としても食品ロスの削減につながる。自販機のニーズはまだまだあるのではないか」とみている。

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