Saturday, February 19, 2022

日本人技術者の給料がアメリカにボロ負けする訳 | 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」 - 東洋経済オンライン

cabeterongs.blogspot.com

アメリカでは、トップ技術者の年収がなぜ1億円を超えるのか?(写真:タカス/PIXTA)

この記事の画像を見る(1枚)

アメリカで、トップクラス技術者の年収は1億円を超える。経営者だけでなく、高度専門家の年収が高いのがアメリカの特徴だ。これが可能になるのは、企業が高度専門家の貢献を評価するからだ。また、付加価値生産性のきわめて高い企業が生まれたからである。

昨今の経済現象を鮮やかに斬り、矛盾を指摘し、人々が信じて疑わない「通説」を粉砕する──。野口悠紀雄氏による連載第63回。

グーグルがオファーするエンジニアの最高年収は?

アマゾンが従業員の年収上限を日本円換算で4000万円に引き上げたと報じられた。技術者の引き抜きに対抗する狙いがあるという。

あまりの高額さに言葉を失う。

しかし、これはアメリカでは格別に珍しいこととはいえない。

Levels.fyiという就職情報のサイトがある。ここには、アメリカ企業がオファーしている報酬が、職種やレベルごとに、細かく紹介されている。

それによると、アマゾンの場合、ソフトウェア・エンジニアリング・マネージャーという職種の場合には、最高クラスの年間給与が81.5万ドルになっている。円に換算すれば1億円近くなる。

グーグルのソフトウェア・エンジニアでトップクラスのプリンシパル・エンジニアを見ると102万ドルで、1億1628万円になる。

メタ(旧フェイスブック)でトップクラスの年収を見ると85.1万ドルだ。

アップルのソフトウェア・エンジニアで最高クラスの年収は76.8万ドルだ。

このような状況の中で、4000万円(35.1万ドル)という数字を評価する必要がある。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 日本人技術者の給料がアメリカにボロ負けする訳 | 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」 - 東洋経済オンライン )
https://ift.tt/fWIXr9K
ビジネス
Share:

0 Comments:

Post a Comment