米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、コロナ危機が起きた2020年3月以来続けてきたゼロ金利政策を終え、利上げを決めた。過熱する米景気を引き締め、約40年ぶりの物価上昇を抑え込む狙いだ。ロシアのウクライナ侵攻で世界経済の不安が高まるなかでも、急激なインフレを放置できないとの判断を示した。
16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で「0~0・25%」に据え置いてきた政策金利の誘導目標を「0・25~0・50%」へと引き上げると決めた。利上げは18年12月以来となる。この会合を含め、22年中に0・25%幅で7回分の利上げを進める見通しも示した。年内に残る6回の会合すべてで利上げする想定だ。
声明では「ロシアによるウクライナ侵攻は、すさまじい人道的、経済的困難を引き起こしている」と明記。「短期的には物価に押し上げ圧力を生み、経済活動の重荷となりそうだ」と述べた。一方で、パウエル氏はFOMC後の記者会見で、「(引き締めすぎることで)不況に入る可能性は高くはない」とも述べた。
不確実性が高まるなかでもあ…
からの記事と詳細 ( 米FRBが利上げを決定 物価上昇抑え込むため、ゼロ金利政策終了 - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/IMzQ986
ビジネス
0 Comments:
Post a Comment