Monday, March 21, 2022

パウエルFRB議長、必要なら5月に0.5ポイント利上げ支持の用意 - ブルームバーグ

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米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、必要に応じて次回5月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利を0.5ポイント引き上げる用意があると述べた。数日前より積極的なトーンで、インフレ阻止に向けた姿勢を示した。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は先週の定例会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げ、2年ぶりにゼロ金利を解除した。FOMC参加者の予測中央値によれば、年内に0.25ポイントの利上げをさらに6回実施することが示唆されている。パウエル議長は5月3、4両日の次回会合やそれより後の会合で0.5ポイントの利上げが選択肢に入る可能性を示唆した。

  パウエル議長は21日、全米企業エコノミスト協会(NABE)で講演。「FF金利誘導目標を1会合ないし複数の会合で0.25ポイント超引き上げる、より積極的な行動が適切だとの結論に至った場合は、そうするだろう」と述べた。

  講演後の質疑応答では、5月FOMC会合での0.5ポイント利上げを妨げる要素はあるかとの質問に対し、「妨げるものなどあるだろうか。何もない」とした上で、決定はなされていないが、最新のデータで正当化されれば可能性はあるとの認識を示した。0.5ポイントの利上げが実施された場合、2000年以来となる。

  「同僚と私は、より迅速に行動する必要があるとの結論に達する可能性が十分あり、その場合はそう行動するだろう」と議長は述べた。

The Fed's New Dot Plot

FOMCのドット・プロット

出所:ブルームバーグ

  FF金利は2023年に2.8%に達すると見込まれ、中立金利とされる約2.4%を上回ることになる。中立金利とは、景気を加速も減速もさせない理論上の水準。

  講演でパウエル議長は、「通常想定される中立水準を超えて、より抑制的なスタンスに入る引き締めが必要になると判断した場合も、そう動く考えだ」と語った。

  議長はまた、「インフレが既に高すぎる状況で」ロシアのウクライナ侵攻が食品やエネルギー、他の商品の価格を押し上げ、インフレ圧力を悪化させていると指摘。中央銀行は通常なら、イベントが引き起こした商品価格ショックをそのまま受け止めないが、今回は必ずしも典型的なケースとはいえないと述べた。

パウエルFRB議長の講演(抜粋)

Source: Bloomberg

  パウエル氏は「高インフレが長期間続いて中長期の期待が不快なほど押し上げられるリスクが高まっており、先ほど述べたようにFOMCが迅速に動く必要性を浮き彫りにしている」と語った。

  今回の講演での発言は、燃料コストと不透明感の強まりに起因する消費主導の短期的な減速より、一段のインフレ高進の方が大きなリスクだとパウエル議長が考えていることを示唆する。

  パウエル氏は米経済を「非常に力強い」と表現し、金利上昇に十分対応できる態勢にあると述べた。

  8兆9000億ドル(約1060兆円)に膨らんだFRBのバランスシートについては、縮小は「5月の次回会合にも起こり得るが、まだ決定は下していない」と述べ、先週の記者会見で示した見解を繰り返した。

原題: Powell Is Ready to Back Half-Point Hike in May If It’s Necessary(抜粋)

(パウエル議長の発言を追加し、全体的に書き換えて更新します)

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