キオクシアホールディングスは、フラッシュメモリーを製造する北上工場(岩手県北上市)に約1兆円かけて新製造棟を建設する。4月に着工し、2023年に完成する計画だ。
ステイシー・スミス会長はインタビューで、規模の拡大はチップメーカーにより大きな収益をもたらすと述べた。同会長は、「とてつもなく大きな機会なので、素早く行動するつもりだ」とした上で、「目標は、このマーケットできっ抗する韓国サムソン電子に対してシェアを守ることだ」と述べた。
新棟では人工知能(AI)技術を活用して生産性向上や製品の品質向上を目指す。最新の省エネ設備や再生可能エネルギーの導入も進める。建設費は営業キャッシュフローで賄う予定で、提携関係にある米 ウエスタン・デジタルと新棟への共同投資や運営について協議する。
第5世代通信規格(5G)やAI、自動運転などの技術が加速する中、半導体の重要性が増し、需要も拡大している。世界的な半導体不足も長期化しており、政府も先端半導体の安定供給確保を安全保障上の重要課題に挙げ、半導体産業を支援する意向だ。
半導体関連で7740億円計上、先端工場の新増設支援-21年度補正予算案
(スミス会長のコメントを追加して記事を更新します)
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