Thursday, March 3, 2022

ロシアをジャンク級に格下げ、ムーディーズとフィッチ-制裁リスクで - ブルームバーグ

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格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは3日、ロシアの長期外貨建て債格付けを「Baa3」からジャンク級(投機的格付け)の「B3」に引き下げたと発表した。

  ムーディーズは「国際協調による厳しい制裁、ロシア側の債務履行の意思を巡る重大な懸念を前提にソブリン債の返済に混乱が生じる大きなリスク」に言及し、さらに引き下げ方向で引き続き見直すとした。

  これに先立ち、格付け会社フィッチ・レーティングスも2日、ロシアの長期外貨建て発行体デフォルト格付け (IDR)を「BBB」から「B」に引き下げたと公表した。

  フィッチは投資適格級からジャンク級への6段階の格下げとなる。追加の制裁強化の可能性など国際関係の高度な不安定さを反映し、さらなる下げ方向の見直しを意味するウオッチ・ネガティブに掲載する。

  今回の格下げに伴い、フィッチによるロシアの格付けは、ナイジェリアやボリビアと同等になる。S&Pグローバル・レーティングも先週、ロシアの格付けを「BBB-」からジャンク級の「BB+」に引き下げており、フィッチとムーディーズもこれに続いた。

  フィッチは格下げの理由について、ロシア軍のウクライナ侵攻を受けた厳しい国際的な制裁がマクロ金融安定のリスクを高めると同時に信用ファンダメンタルズに大きな衝撃を及ぼし、政府債務返済の意思を損ないかねないと説明した。

  米国と欧州連合(EU)が発表したロシア中央銀行との取引禁止は、これまでの制裁に比べ同国の信用ファンダメンタルズへの影響がはるかに大きいと同社は特に言及。全面的に実施されれば、ロシアの国際準備はその多くが為替介入に使用できなくなり、大部分が資産凍結の対象になる恐れがあると指摘した。

  一連の動きがロシアの海外からの資金調達と財政を弱め、資金調達の柔軟性を厳しく制約する一方、国内総生産(GDP)のトレンド成長率を著しく押し下げ、国内および地政学的リスクと不確実性を高めるとフィッチは分析した。

原題: Russia Cut to Junk by Moody’s, Fitch as Sanctions Mount (1) Russia Cut Six Levels to Junk by Fitch, More Downgrades Possible 、Russia Cut to Junk by Fitch, May be Cut Further (1)(抜粋)

(ムーディーズの発表内容を追加して更新します)

これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。

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