9日のニューヨーク株式市場は、原油の先物価格の急激な上昇にひとまず歯止めがかかったことなどを手がかりに買い注文が増え、ダウ平均株価は一時、800ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
9日のニューヨーク原油市場では、1バレル=120ドルを上回る水準で取り引きされていた原油価格の国際的な指標、WTIの先物価格が一時、1バレル=103ドル台まで下落するなど、急激な原油高にひとまず歯止めがかかりました。
これを受けてニューヨーク株式市場では、インフレが加速することへの警戒感が和らいで幅広い銘柄に買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、800ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
終値は、前日に比べて653ドル61セント高い、3万3286ドル25セントでした。
ダウ平均株価の値上がりは5営業日ぶりです。
また、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数もことし最も大きい3.5%の上昇となりました。
市場関係者は「原油価格の値下がりを受けてひとまず買い戻しの動きが強まった。10日に予定されるロシアとウクライナの外相会談などでウクライナ情勢の事態打開に向けた動きが出るかどうかや、同じく10日に発表されるアメリカの消費者物価指数でインフレの状況を確認したいという投資家が多い」と話しています。
欧州株式市場も値上がり
主な市場の株価指数の終値は前日と比べて
▽ドイツのフランクフルト市場で7.9%、
▽パリ市場で7.1%と7%を超える上昇になったほか
▽ロンドン市場でも3.2%と大幅に値上がりしました。
市場関係者は「原油価格の下落によってヨーロッパのインフレが加速する警戒感が和らいだ。ウクライナ情勢をめぐっては、10日に予定されているロシアとウクライナの外相会談などで事態の打開に向けた動きが出てくるかが注目されている」と話しています。
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